2024.01.07 初走りは、前橋関連"上毛かるた"取り
【プロローグ】
2024年となって最初の3連休です。
初走り…、どこに行こうかと考え、ハタと思いついたのが、正月らしく、上毛かるた取り。
前橋市内関連が結構残っていましたし、考えてみると、ほとんど市内は観光らしいことをしていないかも。
ということで、今日は前橋市内の散歩することにしました。
【つ・つる舞う形の群馬県】
まず最初にやって来たのが群馬県庁です。
「つる舞う形の群馬県」の札、どこにしようかなぁと考えて思いついたのがココでした。
まぁ、群馬県内を走ればどこでも取ったことになるんですが、その中でも一番わかりやすいのがココかと。
なお、この県庁舎、もともとはこの辺りにあった前橋城の跡地にあり、奥の高いビルが新庁舎で、都庁に次いで2番目に高い都道府県本庁舎で153m、手前のレンガ造りの3階建ての建物が旧庁舎(昭和庁舎)で国の登録有形文化財となっているなど、謂われはたくさん有る庁舎です。
【ち・力あわせる二百万】
続いてやって来たのが、県庁からすぐのところにある臨江閣。
この臨江閣、1884(明治17)年に本館と茶室が、1910(明治43)年に別館が建てられていますが、その主な機能は迎賓館・貴賓館でした。
今日ここに来るまで、道沿いから見えている大きな建物が本館だとばかり思っていたのですが、なんと、小さい=道から見えない方が別館で、この写真で写っているのが別館とのこと(ちなみに正門のところから撮っています)。これには正直ビックリしました!
その本館と茶室ですが、本館は当時の群馬県令楫取素彦の提言で、前橋市内の企業や町民などの有志により、また茶室は楫取素彦や群馬県職員の寄付によるとのことで、”力を合わせて”建てられたということで、この札の場所としました。 本館は明治天皇や大正天皇(当時皇太子)などの皇族の御在所となったこともあるそうです。その部屋(写真の部屋)にまで入ることができたのは、ちょっとビックリ!
建物からの景色や日本庭園など、建物そのものだけではない見所もありますので、こういった歴史的建造物に興味があるならオススメですよ。
ちなみにこの札ですが「二百」のところが時代によって変わっており、何万で覚えたかが群馬県民の世代を計るメルクマールになっているそうなのですが、なんと人口減により、39年ぶりに改訂され、今年1月出荷分から、「百九十万」となるそうです。
【原嶋屋総本家の焼きまんじゅう】
さて、家を出たのが遅く、また臨江閣で結構時間をくったため、結構良い時間になって小腹が空いてきました。
そこで、これまた臨江閣からすぐのところにある、原嶋屋総本家に寄り、焼きまんじゅうをいただきました。
この原嶋屋総本家さん、その創業が安政4年(1857年)と、幕末から続く超老舗で、店構えもその歴史を感じさせるものとなっています。
人気のお店ということもありますが、注文してから焼きはじめるとあって、時間が結構かかります。この日も先に注文されて待っている方も多く、20分ちょっと待ったでしょうか。 また、土日祝日は店内で食べることができませんので、持ち帰りのみとなっており、写真の様にパックに入れての販売となっています。なお、これで「1本」。4個の焼きまんじゅうが入っています。
私は、入り口脇のベンチにていただきましたが、カりフワ感がしっかりあり、味噌味が結構きいている甘すぎないタレがとても美味しい焼きまんじゅうです。
ちなみに、群馬に単身赴任になって最初に食べた焼きまんじゅうがこれ。職場の方が、まずはここからだよと教えてくれた、私にとって思い出の焼きまんじゅうで、わずか2年にも満たない頃のことなのですが、とても懐かしく感じました。
【け・県都前橋生糸の市】
続いてやって来たのが、敷島公園ばら園内にある、前橋市蚕糸記念館です。
この建物は、1912(明治45)年に、国立原蚕種製造所前橋支所事務棟として建てられたもので、当時全国6カ所に建てられたものの内、唯一現存する建物だそうです。
なお、建てられた時には別場所にあったそうですが、国立原蚕種製造所(後の蚕糸試験場養蚕部)が統合されて筑波に移転した後、1981(昭和56)年に、前橋市が「糸の町」前橋のシンボルとして後世に遺すため、国から払い下げを受け、敷島公園ばら園内に移築保存し、記念館としたとのこと。
なお、開館は4月~11月の土日祝日のみとのことで、今日は閉館中でしたので、いずれ機会を見つけてまた来たいと思います。
【ろ・老農船津伝次平】
実は、ここは正直どうしようか迷いました。
が、ココしかないということでやって来たのが、船津伝次平氏のお墓です。
写真には写っていませんが、普通の墓地の中にあります。
しかも、お墓の横には上毛かるたと解説の掲示が。いいのか?前橋市と思ったのは秘密ですw
さて、この船津伝次平氏、奈良県の中村直三、香川県の奈良専二と並んで「明治の三老農」と呼ばれているそうで、赤城の植林や明治改暦にあわせて、「太陽暦耕作一覧」を作成するなど、農業分野で活躍し、後に駒場農学校の教師となり、全国を回って農家の指導にあたったとのことです。
なお、近くには没後従五位を送られたことを記念した碑があるそうですが、私は帰宅後にその存在を知ったため、行きませんでした。
でも、そんな碑があるなら、いくら県指定史跡とはいえ、わざわざお墓ではなく、そっちにしなくて良いのだろうか?ねぇ?前橋市さん?
【赤城山!】
伝次平氏のお墓からすぐ近くの農道からは、赤城山がバッチリ!
山の向こうの雲は雪雲なんだろうなぁ…と思いながら、ちょっと休憩。
車も人もほとんど来ない、静かでのどかで…しばらくぼーっと山を眺めていました。
【ま・繭と生糸は日本一】
この札も悩んだんですよね。正直県内絹産業遺産はたくさん有りますので、どこにしようかなぁと。
ただ、地図を見ていると、高崎市にちょっと入りますが、「日本絹の里」という県立の絹産業関連展示施設があるというので、寄ってみました。施設名に「日本」って付いてるし...。
ここは、養蚕や製糸、絹産業の歴史が学ぶことができる展示と、繭をつかったクラフトや染色や手織りの体験ができる施設となっています。
体験は予約が必要とのことでしたが、展示だけでも結構見応えがあるもので、とても面白かったです。もしかしたら、富岡製糸場に行く前にちょっと覗いておくと良いかも、なんて思ったり。
また、ミュージアムショップでは、絹製品だったり、シルク石けんなども売って今してので、興味hがある方はいかがでしょうか。
【エピローグ】
さて、予定したのはココまででしたが、ふと思い立って立ち寄ってみたのが、最初に行った県庁です。
県庁の32階には無料の展望台が、また31階にはちょっとしたレストランがあり、土日祝日もやっています。
バイクは、利根川側に駐輪場がありますので、そこに止めて、展望エレベーターで上ると、ちょうど日没直後のタイミング。
そこから見える景色はご覧の通り。
この写真は南側を見ており、手前右隅から中央に向かって流れているのが利根川、それを横切るオレンジの広い道が国道17号となっています(写真をクリックすると大きくなりますので、お時間があればぜひそちらで見てみてください)。
これからのマジックアワー、そして完全に空が暗くなるまで1時間ちょっといましたが、さすがに東京都心の夜景に比べると寂しいですが、それでも、32階からの夜景はとてもキレイでした。
さて、これで今年の初走りは終わりです。
今年は、新年の誓い、達成出来るんでしょうか?
無事故で楽しいツーリングができることを祈りつつ、バイクのカバーを掛けたのでした。
本日のデータ
走行距離:約59km
所要時間:6時間30分
平均燃費:15.2km/L
本日の上毛かるた
つ・つる舞う形の群馬県
ち・力あわせる二百万
け・県都前橋生糸の市
ろ・老農船津伝次平
ま・繭と生糸は日本一
残り:8枚
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