2023.11.13 神流湖・妙義ツーリング
【プロローグ】
代休…それはなんて甘美な言葉…
休日出勤が重なって、代休消化なんて言葉はどこへやらなんて生活をしていたら、人事から、代休消化しろ!とのお言葉が。
となるとやることはただ一つ。月曜日ですが、代休をとってツーリングに行くことに♪
しかも、天気予報は朝のうちこそ雲が多いが、午後からは晴れとの予報!
さぁ、これまで走ったことがほとんど無いルートを走ってみることにしましょう!
【わ・和算の大家関孝和】
まず立ち寄ったのが、藤岡市民ホール駐車場。
ここにやって来たのは、上毛かるたにも謳われた、江戸時代の数学者である関孝和の碑文と銅像があるから。
関孝和。私も高校の歴史で出てきた名前ぐらいしか知らなかったのですが、円周率を11桁まで求めたり、行列式の発見だったり、n次方程式の近似的解法だったりと、余り知られていない割にはスゴイ業績を上げた人らしいです。
その関孝和は、一説によると藤岡市出身ということで、上毛かるたにも採用されたとのこと。
う~ん、よく知らなかったので、帰ったらちょっと調べてみることにしましょうw
【さ・三波石と共に名高い冬桜】
さて、関孝和銅像を後にしてやって来たのが、桜山公園です。
ここは、冬桜で有名で、桜と紅葉が同時に見ることができるスポットとして有名です。
この時間帯はまだ雲が多く、桜見物に必要な(コントラストの関係で桜がキレイに見える)青空とまではなりませんでしたし、桜自体もまだ3分~5分咲きという感じでしたので、思ったほどではなかったですが、それでも桜と紅葉が一緒に見られるというのは不思議な感じです。
タイミングと天気が遭えば、もっとキレイなのでしょうね。
【神流湖】
桜山公園下の国道462号を西進すると見えてくるのが、神流湖・下久保ダムです。
ネットで見ていた限りでは、釣りなどもでき、湖畔まで降りれそうだったのですが、ちょっとそんな感じな道を見逃してしまい、降りれずじまいでした。
水はかなり少なかったのですが、この時間になると青空も広がり、これから見頃が始まる…という感じの紅葉と相まって、とてもキレイでした。
… あ、ダムカードもらうの忘れた。。。
【恐竜の足跡】
神流湖を後にし、国道462号を西進していくと、国道299号との分岐があります。
この分岐から約2kmほど国道を秩父の方に行くと、ブラインドコーナーの頂点に、「瀬林の漣跡」と呼ばれる、恐竜の足跡が残された岩があります。
岩全体にある革のシボのような細かい模様が、海底の波によってできたさざ波の痕、向かって右側、下から斜めに並んでいるくぼみの列と、この写真中央から向かって左、日陰と日向の境近く日向側にある大きなくぼみ2つが、恐竜の足跡とのこと。しかも、この恐竜の足跡は、日本では初めての発見だったそうです。
神流町の国道299沿いには恐竜センターもあるようですので、興味のある方は、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
【峠のうどんや藤屋】
国道299号はそのまま西進していくと佐久に抜けられるのですが、十石峠の手前から極端に道が狭くなります。
その道が狭くなるところから北に抜ける県道があるのですが、そこから塩之沢峠の方に少しだけ入ったところに、「峠のうどん屋藤屋」さんがあります。
なんでも、昔からあるうどん屋さんなのだそうですが、先代がお亡くなりになってしばらく閉店していたのが、復活を求める声に応えて息子さんが跡を継いで今年(2023年)復活したとのこと。
そんなニュースを新聞で見ていたので寄ってみたのですが、1日50食のみということで、この日は既に予約も含めて完売とのこと。
平日なので大丈夫だろうと思っていたのですが、ちょっと甘かったようです。
絶対リベンジしてやる~っ!と心に誓って、お店を後にしたのでした。
【ね・ねぎとこんにゃく下仁田名産】
お昼は峠のうどんっ!と思っていたのが食べられなかったため、余計にお腹がすいてきました。
そこで、下仁田でちょっと寄道し、道の駅下仁田に立ち寄ってみました。
ここのフードコートで頼んだのが、こちらの3品。
右から、「味付き玉こんにゃく」「蒟カツ」「下仁田ねぎのから揚げ」。
玉こんにゃくは、普通に味がしっかり付いたこんにゃくで、美味しかったのですが、「こう来たか…」と思ったのが真ん中の「蒟カツ」。
5mmくらいの厚さの板こんにゃくをカツに揚げているもので、想像以上に美味しかったです。
が、絶品だと思ったのは、「下仁田ねぎのから揚げ」。
さっくり揚がった唐揚げの皮の中には、トロットロになった下仁田ねぎが!
この美味しさには本当にビックリ!
ねぎの独特の臭さもなく、逆に甘みが立っていて、本当に超絶品!これには驚きました。
これを目当てにリピートするだろうなぁと思うほどでした。うん、また来よう♪
【も・紅葉に映える妙義山】
下仁田ねぎとこんにゃくを堪能した後にやって来たのが妙義山です。
妙義山は、赤城山、榛名山と並ぶ上毛三山の1つですが、南の金洞山や北の相馬岳等からなる一連の山々で、写真の様に急峻な岩山となっています。
もちろん、こういった急峻な岩山ですから、古くから信仰の対象の山でもあり、今回は寄らなかったのですが、妙義神社、中之嶽神社など神社もいくつかあります。
それにしても、時々滑落事故などが報道されていますが、逆に言えばそれだけこの山を登っている人達がいるということに、そしてその山を目の当たりにして、私のようなヘタレにはただただビックリ!
この日も駐車場に山から下りてきたような方が何人かいらっしゃいました。
う~ん、私は、山はバイクで行けるところだけでいいやw
【な・中仙道しのぶ安中杉並木】
もちろん、妙義山もワインディングロードどしても楽しい道です。
自分もゆっくりではありますがワインディングロードを楽しみつつ下山しました。
下山すれば、後は帰るだけなのですが、普通なら国道でまっすぐ帰るのですが、ちょっとだけ寄道2つほど。
まず最初の寄道が、こちら、旧中山道の安中杉並木。
日光の杉並木のように延々と続いているわけでも無く、ちょっとちょっとが残っている、という感じなのですが、国道18号の一本北側の県道=旧中山道に少しずつ残っていました。
面白かったのが、写真向かって右に写っていますが、道路が狭いため、対面通行する際、どちらを優先させるかを決めるため、路肩にポールを立て、そのポールのところで、反対車線の車を優先させて行かせるという仕組みになっています(この場所では、私のいる車線が優先で、対向車線はポール前で待つことになります。)。
このタイプのギミックは初めてでしたが、ある種合理的で良いなぁと思いました。
【へ・平和の使徒新島襄】
続いての寄道はこちら、新島襄旧宅です。
安中藩士の息子として生まれた新島襄は、同志社大学の前身となる同志社英学校を京都に開校しただけでなく、海外渡航が禁止されている時期に密出国して渡米し、帰国後安中市内でキリスト教を布教活動を行い、県内に当時珍しかった女子教育や孤児院・養老院・私立盲学校を設立する者が出るなど、大きな影響を与えたそうです。
こちらも、私は歴史で出てきたなぁくらいしか知識がありませんでしたし、まして同志社大学は京都なので関西の人だと思っていましたので、群馬出身というのも正直ビックリでした。
なお、旧宅ですが、一般公開はされているものの月曜日休館のため、今日は見学できず残念でしたが、こちらも次回以降の宿題としたいと思います。
【エピローグ】
久しぶりの代休に気を良くしてツーリングに出かけてみましたが、後半は天気も良く、また場所によっては紅葉まっさかりというところで、宿題はそれなりに残ったものの、とても気持ちの良いツーリングになりました。
また、狙ってみたのですが、上毛かるたも一気に6枚も取ることができ、いよいよ残り半分というところです。
群馬の単身赴任もいつまでかは全く判りませんが、赴任期間中になんとか達成したいところです。
そのためにもツーリングに出かけなくてはなのですが、今年のツーリングシーズンもあとわずか。
というか、県北部の山沿いは雪が降り始めているので、そろそろ北側の峠は難しいかも…。
できる限り、走れるときには走りたいと思っていますが、さて、どうなることやら。。。
本日のデータ
走行距離:約180km
所要時間:7時間30分
平均燃費:22.2km/L
本日の上毛かるた
わ・和算の大家関孝和
さ・三波石と共に名高い冬桜
ね・ねぎとこんにゃく下仁田名産
も・紅葉に映える妙義山
な・中仙道しのぶ安中杉並木
へ・平和の使徒新島襄
残り:20枚
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