2023.11.23 妙義山・神流湖リベンジツーリング
【プロローグ】
先週、神流湖・妙義山にツーリングに行ったばかりでしたが、天気予報を見ていると、晴れて暖かいのは23日・24日までで、土曜日の25日以降はかなり強い寒気が日本付近を覆い、晴れても一気に寒くなるとのこと。
当初考えていたのは、その25日に仕事があるため、翌週12月2日(土)を今年最後の山道ツーリングにしようと考えていましたが、この天気予報では…と、急遽予定を繰り上げ、ツーリングに出かけることにしました。
行き先ですが、本来なら赤城山ぐるっと1周とか、玉原湖や武尊山など、まだ行っていないところをと考えていたのですが、武尊も浅間も北の山は真っ白!しかも赤城には、あれって雪雲?と疑いたくなるような雲が山頂付近にかかっています。
このため、赤城はあきらめ、宿題が多く残った先週のツーリングを逆ルートで走ってみることにしました。
【ゆ・ゆかりは古し貫前神社】
まずやって来たのが、貫前神社です。
創建は531年、今の本殿も1635年に三代将軍の徳川家光の命によって建てられたという、まさに「ゆかりは古」く、群馬県内では一番格の高い神社です。
面白いのは、階段を上って大鳥居をくぐり、写真の総門をくぐると本殿が谷の底にあり、総門から下る形になっています。
通常、神様を祀る本殿はできるだけ高い位置に建てるのですが、ここは、この谷を流れる川に現れた神様を祀っているため、このような全国でも珍しい「下り宮」の構造となっているとのこと。
また、社殿も全国的に珍しい2階建てで、2階に神様達が祀られているとのこと。
富岡製糸場からも近いので、製糸場や妙義山に行かれることがあれば、ぜひちょっと寄り道してみてください。珍しい神社、オススメですよ!
【妙義山】
貫前神社を後にしてやって来たのは、もちろん妙義山。
道の駅みょうぎからの妙義山ですが、先週のツーリングの際にここに到着した時は、午後ということで、太陽の位置が山の向こう側にあったため、この辺りは、完全に山陰となっていました。
しかし、今日は午前中着のため、写真の様にキレイに山肌が見えています。
【中之嶽駐車場】
そこから、前回も写真を撮った中之嶽駐車場までの道も日が十分に射し、紅葉が透けてとてもキレイです(【エピローグ】の写真)。
中之嶽駐車場からの山は、写真の様に、逆に太陽が正面過ぎて、ちょっと陰影が少なくなっている感がありますので、こちらは午後、もしくはもうちょっと早い時間の方がいいかも。少なくとも、西日を受けた前回の方が、険しい山容がよりハッキリしていて、私的には好みです。
といっても、この独特な山景は妙義山ならではのもので、日常見慣れている雄大な赤城とはまた違った良さがあるんですけどね♪
【峠のうどん屋 藤屋】
本来なら、もっとゆっくり妙義山で写真を撮っていたかったのですが、今日はゆっくりすることもできずに出発です。
というのも、先週、平日12時頃の到着にもかかわらず食べられずに残念な思いをした「峠のうどん屋 藤屋」さんに予約を入れていたからです。 で、念願のうどんがこちら!
小指ぐらいありそうな極太麺に、かき揚げと山菜の天ぷら、ゆで卵1個分がドンと乗った超ボリューム満点なうどんです。
天ぷらもサクサクで美味しいですが、なんといっても、この極太麺がとってももちもち!
讃岐うどん系の弾力とは異なり、どちらかと言えば富士吉田うどんのような感じとでも言うのでしょうか。それがちょうど良い甘辛さの汁とあいまって、とても美味!
これは確かに人気で50食しか無いのであっという間に売り切れるというのはよく分かります。
この界隈に来るときには、ぜひまた来たいと思いました。
【下久保ダム】
超お腹いっぱいになり、次第に忍び寄ってくる眠気と戦いながら、ゆっくりとやって来たのが下久保ダム。
前回もらい忘れたダムカードをもらいにやって来たのでしたが、土日休日は資料館ではなく、別の窓口で配布されていたので、ちょっと注意が必要かも(案内は出ていますが…)
なお、この管理事務所のすぐ南側の山には城峯公園があって、こちらも冬桜が有名なようでしたので寄ってみたのですが、しょうじき、ポツポツとの3分咲きぐらいの咲き具合でした。
この時は、1週間立っているのに…場所の問題かなぁ…と思っていたのですが、帰宅後調べてみると、冬桜は、春の桜のように満開にならず、2~3割程度が冬に、残りが春にと二度咲きするとのことです。
まだ早かったのか~と思ってしまったのですが、先週の桜山公園といい、今日の城峯公園といい、ちゃんと見頃に来ていたようです。
冬桜さん、まだなんて思ってごめんなさい。
【こ・心の塔台内村鑑三】
ダムカードもゲットし、先週のツーリングの宿題を終えたので後は帰るだけなのですが、せっかく通り道なのでと、ちょっと寄道をしてみました。
やって来たのは、高崎公園の南側、国道17号すぐ脇にある頼政神社の境内に建てられた、内村鑑三記念碑です(写真の道路行き先案内表示は国道17号のもの)。
上毛かるたでは内村鑑三が取り上げられているのですが、正直、高校の歴史に出てきた内村鑑三は、キリスト教徒であり非戦論者であるということだったり、東京での第一高等中学校での不敬事件だったり、栃木の足尾銅山鉱毒事件救済活動だったりと、群馬というイメージは全くありませんでした。
ところが、東京生まれなのですが、高崎藩士の息子ということで、幼少期に高崎で暮らしていたことがあるようです。
この碑は、説明文によると生誕100年を記念して、氏が幼少期に遊んだ鳥川を望むこの場所に、全国6万人からの寄付を得て建てられたとのこと。
ただ、この頼政神社、調べるまではここに神社があることを知りませんでしたし、何度かこの公園も来ていますが、全くその存在に気づきませんでした。
しかし、この頼政神社も、高崎藩主松平(大河内)家の祖先が、平安時代末、保元・平治の乱や以仁王の乱で有名な源頼政であることから、彼を祀った神社を建てたという、この存在感の無さとは真逆の、かなり由緒がある神社でした。
もし、高崎市役所・高崎公園の近くまでいらっしゃったら、ぜひ探してみてください。きっと「えっ?こんなところが?」とビックリすると思いますよw
【エピローグ】
ということで、先週の宿題をこなすためのツーリングもお終いです。
先週の宿題として残った藤屋さんのうどんと下久保ダムカードはゲット出来たので、一応残されていた宿題はクリアできました。
それにしても同じルートを逆回りというのも面白いものがありました。
特に、先週や今日のように晴れていると、太陽の位置との関係で、どこがキレイに見えるのが良いのか(富士山周辺ツーリングも東から西へ時計回りが良いというのと同じですね。)、また、国道299号と462号は、神流川の北側にあるため、西行きだと川に近く眼下に川面が見えますが、東行きだと1車線分川が遠くなり、川面が見えにくくなるということもあって、どこの景色・見え方を優先するかというのもあり、写真の様なキラキラを取るか、景色の見え方を取るか…と、ルート設定上大きな意味を持つということを改めて思い出したツーリングともなりました(こちらも海沿いを走るなら時計回りが良いというのと同じですねw)。
ともあれ、季節はもうすぐ冬。今年山道を走るのは、これが最後になるでしょう。
上毛かるたも、人が書かれたのが残っていますので、そういった物を拾っていくツーリングになるのでしょう。
山道が走れないのは残念ですが、走れる範囲で、花粉が飛ぶまで頑張って走って行きたいと思います。
本日のデータ
走行距離:約180km
所要時間:7時間10分
平均燃費:21.3km/L
本日の上毛かるた
ゆ・ゆかりは古し貫前神社
こ・心の塔台内村鑑三
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