苗場・越後湯沢 R17往復ツーリング
【プロローグ】
6月8日に関東も梅雨入りして以来、毎日ハッキリしない天気が続いていましたが、今日・明日は何と晴れ予報。しかも33℃の真夏日予報付き!
起きて真っ青な夏空といっても良い空を眺めたら、今日やろうと思っていた予定を振り捨てて、ツーリングに出かけることにしました。
どこに行こうか考えていなかったので、ふっと思ったのは、国道17号をとにかく北に向かってみようというもの。
そういえば、毎日通勤でちょっとだけ17号を走っていますが、渋川伊香保ICより北はバイクで走っていないなlと思いついたので、今日のツーリングは、国道17号を北上してみることにしました。
【鯉沢バイパス】
いつものように国体道路を通って下箱田の交差点から国道291号線に入り、利根川を渡ってから半田交差点で国道17号には入ります。
ちなみに、私は、下箱田交差点付近の国道291号線は、ずっと国道17号線の旧道だと思っていました。
が、帰宅後地図を見たら、なんとここは国道291号線だったことが判明!この道を意識するようになって1年2ヶ月、初めて知りましたよ。奥が深いな、国道17号…。
半田交差点からは、国道17号バイパスそのままに、片道2車線の広々としたバイパス道路が続きます。
渋川伊香保ICや国道291号線との分岐を過ぎ、写真の鯉沢バイパスと呼ばれている付近は、景色も良く、とても気持ちよく走れました。
【新三国大橋】
渋川市長坂交差点を過ぎると、片道1車線(といっても道幅は広めですが…)になります。
その後、月夜野ICぐらいまでは、周囲に大規模ショッピングセンターなどが点在するため、まだ街中感があるのですが、月夜野ICEを超えたころから、だんだん、田舎道という雰囲気になって車の量も減り、クルコン使ってのんびり走るのにちょうど良い感じになってきます。
それも赤谷湖・猿ヶ京温泉までのことで、温泉街を越えると一気に山道っぽくなってきます。
写真の新三国大橋は、谷をまたいで高いところを渡る赤い橋で、とっても景色の良いところです。
清里にも有名な赤い橋がありますが、あちらには展望台があるのですが、こちらにはないため、停車して写真を撮るのがちょっと難しいかも。
まぁ…路肩に止めれば、写真ぐらい撮れるんですけど…ねぇ…。そのまま止まらず通り過ぎてしまいましたw
【国境の長いトンネルを越えると、そこは雪国だった】
猿ヶ京温泉を超えると、本格的な山道になります。
といっても、そこは2桁国道、碓氷バイパスと同様に、中高速カーブ主体のとても走りやすい峠道です。
ただ、この日は大丈夫だったのですが、ほぼ全域黄色センターラインで、所々に登坂車線があるものの、追い越しができない区間がかなり続きますので、ご注意を。
山道を登り切った所が、新三国トンネル、1284mです。
標高も群馬側入り口の表示で1083mと結構高いので、中に入るとひんやり。
バイクの気温計で16.5℃の表示に。外が大体26℃ぐらいでしたから、10℃近く一気に下がったことになります。今日のように暑い日にはありがたいのですが、秋とかだとかなり寒いんでしょうねw
そして、この長いトンネルを抜けると、いよいよ新潟県になります。
【あの頃は…(遠い目)w】
トンネルを抜け、キレイに整備された並木道を抜けると、そこは私にとって懐かしの場所、そう苗場です。
まだまだいろんなことに夢を持てていた大学生の頃、アルバイト先の人達とバスツアーでスキーにやって来たことがありました。
もちろん泊まったのは苗場プリンスホテル、通称「苗プリ」です。
せっかくなのでちょっとだけ寄ってみました。
あのころのスキー場は、リフト待ち1時間なんてざら。
ゲレンデにはユーミンや広瀬香美が流れ、とってもキラキラしていましたが、梅雨の合間の苗プリは、ひっそりとしていました。
しばらく、駐車場で、昔を思い出しながらボーッとしていました。
【越後湯沢 中野屋】
苗プリを後にし、かぐらみつまたスキー場などを横目に見ながら山を下りきったところが、越後湯沢の街にになります。
ひっそりとしていた苗プリとは異なり、それなりに観光客の方も来ているようです。
さて、時刻は…とみるとお11時すぎと昼食に良い時間。何を食べるかなぁ…と考えて選んだのが、このそばで有名な中野屋さん。
越後湯沢と言えば「へぎそば」が有名で、これまた大昔、スキーに来た時にはよく食べて…というか食べさせられていました。
というのも、うどん派な私は、普段ほとんどそばを食べないのですが、バイクや職場の先輩達には"そば派"が多く、ツーリングだったりと旅先でそばを食べさせられることが多いのですが、当時スキーでこの界隈に来た時は、必ず1食は越後湯沢で”へぎそば&新潟地酒"が待っていました。
そんな当時を思い出しながら入ったのが、越後湯沢駅すぐの中野屋さん。11時すぎですが、かなり並んでいます。さすがの人気店ですが、そういえば、乗鞍の超人気そば屋さんも「中之屋」だったなぁ…そばと「なかのや」という音に何か因縁があるのかなぁ…などと考えながら待っていました。
頼んだのは「へぎそば」ではなく「天ざるそば」。
サックサクの天ぷらももちろん美味しかったですが、そばが本当に美味しかった!こんなに薫り高いそばというのは久しぶりです。値段もそんなに高くなく、コスパ抜群。
うん、秋の新蕎麦の頃、また来てみることにしよう♪
【あっつぅ…】
さて、峠も楽しんだし、帰り道どうしようか…と悩みます。
国道17号、とても楽しい道なのですが、越後湯沢から前橋への帰り道は、今来た道をもう一度使うか、高速に乗るかの2択になります(もちろん、野沢・志賀高原周りという壮大なルートもありますが、今日は時間的に無理なので、次の機会にとっておきます。)。
やっぱり高速一直線は、時間的にも、道的にも味気なさ過ぎるので、やっぱり来た道をそのまま帰ることに。
ただ、時間が違うというのは、今日のように暑い日には結構致命的で、三国トンネルを越えた位から、かなり気温も上昇し、バイクの外気温計も36.5℃の表示!頭もボーッとしてきました。
そこで、行きは見るだけだった赤谷湖のあたりのコンビニでちょっと休憩です。
お店の横にある東屋(もしかしたら足湯施設?)で冷たいスポドリを飲みながら、カヌーの練習?を見ながら休憩していると、いつの間にか30分以上寝ていましたw
ただ、お陰で頭はスッキリ!もう一本スポドリを買って、水分補給しながら出発です。
【ぬ・沼田城下の塩原太助】
暑い暑いと言いながら、国道17号をもどっていると、大きな古民家風の建物に農産物直売所の看板があるのが目に飛び込んできました。
ちょっと休憩するか…と、これまた行きに寄らなかったこともあり、立ち寄ってみることに。
入った時にはたんなる農産物直売所で、お土産ぐらい買えたら…だと思って入ったのですが、なんとここは上毛かるたの「ぬ」にあたる、塩原太助記念館も兼ねている施設でした。
真正面には、上毛かるたの「ぬ・沼田城下の塩原太助」の札と共に、塩原太助がどんな人なのかという看板があり、2階には、あの渋沢栄一が書いた碑文の揮毫が展示されていました。 この揮毫を元に作られた碑は、この隣にある塩原太助神社に、上毛かるたの絵と同じ有名なシーンを再現した銅像とともにありました。
あ…、後でよろうと思っていた記念館の方に入るの忘れてた。まぁ、また今度この界隈に来た時によってみることにしましょう。
【エピローグ】
塩原太助記念館を後にし、月夜野インターを過ぎると、いよいよ平野部に下りてくるのですが、平野部に下りた瞬間、気温が跳ね上がります。 あまりにも暑くて、道端に止まって水分補給をしますが、飲んだ水分がドンドン汗になって出て行くのが分かるくらい。
このため、越後湯沢を出たときには”赤城の麓によるか、なんなら山の上まで行っても…”なんて考えていましたが、一刻も早く家に帰って、エアコンの効いた昼寝をするしかないッ!と考え、直帰することに。
家の近所のガソリンスタンドで撮ったのがこの写真。なんと屋根の下にもかかわらず、車載の温度計は38℃の表示が!
これは死ぬ…。直帰して正解。
バイクをしまって、シャワーを浴びて、クーラーガンガン効かせてアイスを食べて…そのまま寝落ち…。
うん、バイクに乗っているのも幸せだけど、クーラーの効いた部屋での昼寝をすれば…うん、これも幸せ♪
本日のデータ
走行距離:約187km
所要時間:6時間40分
平均燃費:24.4km/L
本日の上毛かるた
ぬ・沼田城下の塩原太助
残り:30枚
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