乗鞍・開田高原ツーリング
【プロローグ】
先週の敬老の日の3連休もパッとしませんでしたし、今回の秋分の日がらみも土曜日は午前中というか日中どこかでは雨が降っている模様。
本当でしたら、この土日でキャンプツーリングに行きたかったところですが、土曜日の午前中に用事があったのもありますが、そもそも天候がパッとしないため、今日日曜日のみの日帰りツーリングにすることにしました。
青空の下、ツーリングだ~っ!と意気揚々出発といきたいところですが、実際はカバーを取ったところでパラパラと雨が(泣)
とはいえ、レインウェアを着るほどでも無いですし、よく見ると青空なところもあるようですので、これから晴れることに期待をかけて出発することにしました。
【晴れてきた!】
早めに出たはずではありましたが、やっぱり連休中ということもあって、お約束の渋滞は始まっています。しかも、前を白と黒のツートンの車に先導されている状況...。
いや、私そんなにVIPじゃないので気を遣っていただかなくても良いので早くどこかへ行ってください…という願いもむなしく、八王子ICまで先導してくれました。
心配していた空模様ですが、高速にのってすぐぐらいは、やはりどよ~んとし、路面も少し湿り気が残っている状況でしたが、それも甲府盆地までやってくると、雲はあるものの青空が広がりはじめました。
やっぱり、ツーリングはこうでなくては!
【そば処 中之屋】
さて、やってきたのは「そば処 中之屋」さん。
ここは、乗鞍高原にある、とても美味しい十割そばを出してくれるおそば屋さんです。
かつて「そばは不味いものだ」とそば嫌いだった私が、スキーで訪れた際に紹介されて、この店のそばを食べてそば嫌いが治ったという、思い出深いお店です。
12年ぶりぐらいにやってきたのですが、昔と変わらず、香りがしっかりとする美味しいそばで、とても美味しくいただきました。
【乗鞍高原温泉 せせらぎの湯】

通常、乗鞍高原温泉の日帰り温泉の「湯けむり館」に行かれると思うのですが、そのちょっと下に、無料の日帰り温泉施設の「せせらぎの湯」があります。
ここは、着替え場所と2人ぐらいが入ると一杯な感じの小さな半露天の湯船(もちろん、男女別!)があるだけのこじんまりとした入浴施設なのですが、白骨温泉と同じく白濁した単純硫黄泉の、源泉掛け流しなお湯がとっても気持ち良い温泉で、会社の保障施設がなくなってからこの界隈に来ると、必ず立ち寄る、私の中でも定番の温泉です(というか、温泉と考えると真っ先に思い浮かぶのがココだったりします。)。
今日のツーリングルートも、「温泉行きて~」→「乗鞍高原だ」という思考経過により決まったぐらいです。
じっさい、自然の音を聞きながらゆっくりお湯につかっていると、仕事のストレスや疲れなどがどんどん温泉に溶けていくようで、とても気持ちが良いです。結果、思っていたよりも長湯してしまいました。
そうそう、ココの温泉は、とっても効能があるのですが、その分、香りは結構強いものがあります。少々タオルで拭いたくらいでは、毛穴に入り込んだ温泉成分は取れませんので、数日間は身体から温泉の香りが漂いますし、着ていたシャツや服からは、しばらく温泉の良い香りがしますので、そのつもりで着ていくものは考えた方が良いですのでご注意を!(笑)
【乗鞍に上りたいなぁ~】
さて、火照った身体を冷ましながら、乗鞍岳を見ると、雲はあるものの青空に映えて、とてもきれいに見えています。
かつて、ここから先、標高2700mの畳平を経由して平湯に降りていくルートは、乗鞍エコーライン(長野)→乗鞍スカイライン(岐阜側)と呼ばれた、日本で一番高いところを走れる山岳道路でした。
私も、2000年6月、前に乗っていたHONDA CBR1000Fのオーナーズクラブの全国ツーリングが開催された際には、40台近い1000Fで、この道を越えています。
今は、マイカー規制で越えられない道となってしまいましたが、今日は、ビーナスライン方面でクラブの全国ツーリング中ですので、ふとそんなことを思い出し、山越えしたいなぁ~としばし昔のことを思い出していました。
あ~、またいつかこの道を越えたいなぁ。。。
しかし、今ではマイカー規制ががかっており、自分のバイクでは越えることができない道となってしまいました。
【上高地乗鞍スーパー林道】
さて、ここから北回りに安房峠に抜けるか、南回りの木曾に抜けるかですが、なんとなく大昔(CBR1000Fに乗っていた頃)に1度来ただけの南回りで木曾方面に抜けてみることにしました。
上高地乗鞍スーパー林道の南側に入ると、最初の数キロは乗鞍高原がひろがります。
ご覧の通り、周囲の木々も標高が高いだけあってかなり色づき始めていて、とても気持ちよく走れます。
が、それが終わると、細かい林道、しかも連日の雨とあって、所々川のように水が流れています。それがブラインドコーナー抜けた先、なんてことも多々あって、ヒヤリとすることもしばしば。
ゆっくりトコトコと、林道を楽しみながら走ることにしました。
あぁ、野麦峠】
乗鞍スーパー林道を抜けてやってきたのは、小説で有名な野麦峠です。
といっても、何かがあるというわけでも無く、峠に小説を意識した銅像とちょっとしたトイレと展望台、そして小さなお土産屋さんがあるだけの静かな峠です(わいわいやっているよりはよっぽど良いんですが…)。
天気も雲がかなり出てきて、ちょっとパッとしなくなってきてはいますが、それでも雄大に広がる乗鞍岳を、出稼ぎ少女達に思いをはせながら、ボーッと眺めて休憩タイム。
それにしても、雲が出てきて暗くなってきましたねぇ。。。天候は持つのでしょうか?
【九蔵峠展望台】
野麦峠を下りって高根乗鞍湖を左折すると、いよいよ木曾エリアに入ります。国道361号線、いわゆる木曾街道を気持ちよく駆け抜けます。
ただ、天候はというと、どんどん雲が多くなっているようで、乗鞍エリアでは少しでも見えていた青空がほとんど見えなくなりました。
木曽御嶽の展望台として有名な九蔵峠から見た御嶽山も、ご覧の通り厚い雲の中。
ココが晴れていたりすると、高原と御嶽山とでとても雄大な景色が広がって、見ていて飽きない風景なのですが、さすがにこれではちょっと残念すぎます。
この写真だけを撮って、さっさと次に行くことにしました。
【開田高原アイスクリーム工房】
開田高原にやってきたら、やはり寄るのは「開田高原アイスクリーム工房」さん。昼も早めだったこともあり、何か食べていくことにします。
それにしても、いつ来ても人気なこのお店。この日もグループツーリングの方達や、家族連れなど、沢山の人達が並んでいました。
選んだのは、ここの飲むヨーグルトも捨てがたいのですが、やっぱりミルク味がしっかりとしたソフトクリーム。並んだ甲斐があるだけの、美味しいソフトでした。
それにしても、どうしてバイクに乗るとソフトクリームが食べたくなるんでしょうね?私だけかもしれませんが…。
【エピローグ】
美味しいソフトを食べた後、「木曽馬の里」という牧場に寄ってみましたが、馬は1頭もおらず早々に退散することに。
地蔵峠の旧道・新道どちらを通るかなぁ…と思いましたが、雲が多くて眺望が望めないこと、先ほどの乗鞍林道を考えると路面もビショビショな可能性もあることから、新道を通ることに。
ただ、通ったことのある方なら解ると思いますが、ほとんどトンネルで…やっぱり下が濡れていても旧道に逝った方が良かったなぁと思いました。
そこで、そのまま高速に乗るのではなく、国道152号→杖突峠経由で帰ることに。とても気持ちよく走ることができました。やっぱりこういう気持ちよく走れるカントリーロードは良いですね♪
最後に、諏訪インター手前の、釜飯で有名なおぎのやさんに寄ってはみたもののすでに釜飯は売り切れ。横川SAならまだ絶対に残ってるのに…と、しくしく言いながら中央高速に乗ると、やはりやはりの大渋滞。
結局自宅に着いたのは20時半過ぎと、ちょうど良い時間。
キャンプには行けませんでしたが、初めての道も結構走れましたし、乗鞍の方は紅葉も見れましたし、楽しいツーリングとなりました。
ただ、キャンプに行けるとすれば、次の10月の連休が最後でしょう。ぜひとも天候に恵まれて、キャンプツーリングに行くぞっ!と心に誓って、バイクにカバーを掛けたのでした。
本日のデータ
走行距離 : 約612km
所要時間 : 約14時間35分
平均燃費 : 約22.4km/L
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