髙ボッチ高原でボッチでぼーっとするだけのツーリング
【プロローグ】
この1ヶ月、仕事では地獄のような1ヶ月でした。
ほぼ毎日終電を逃し、朝は提示より2時間近く早く出勤というのもザラ。外部からはやいのやいの言われまくり、土日も休めても身体は動かない…。私も、同僚も日に日にボロボロになっていく…そんな状態が続いていました。
そのピークがやっと見えてきたところにやってきたこの7月の3連休、初日は休んで日曜日にどこか日帰りでツーリングにとも思っていたのですが、天気予報は、日曜日は酷暑で出かけるのは「危険」との表示が。
そこで、なんとか無理をしてでもと、土曜日に出かけ、日曜日はゆっくり、月曜日はもしかしたら仕事?なんてことを考えながら準備をしたのが金曜日の夜。
何も考えない時間を作るために、目的地に行き、ぼーっとするためだけの、簡単デイキャンプ風なツーリンツをすることにしました。
【碓氷峠】
起きれないかなぁ~と思っていたのですが、ここ数週間の早起きのおかげか、私にしては画期的に早くに家を出ることができました。
おかげで、関越道もそんなに長い渋滞では無かったため、かなりの余裕ができました(なお途中のSAでお会いした15-16仕様の青白RSさんによると、車にハーレーが突き刺さっていて大渋滞だったとか。時間的にはほんのタッチの差だったようです。でも、ハーレーの方、大丈夫だったんでしょうか?)。
そこで、高速を松井田妙義ICで降りて、碓氷峠(もちろん旧道!)に寄り道をすることに。
いつもは、ツーリング最後に走ることがほとんどな碓氷峠も、逆から走るというのはとても新鮮でした。
特に眼鏡橋では、午前中なので陽光がバチッと当たっていてとてもきれい!こういったタイミングで走れるのも早起きのおかげなのですが…なかなかそれが難しいんですよねぇ。。。
【麦草峠】
碓氷峠を堪能したあとは(車も少なくて、峠道はとても楽しめました♪)、軽井沢の街中を抜けて、碓氷軽井沢ICから高速乗り直して、最近延伸された中部横断自動車道で八千穂高原ICまでちょっとだけワープ!これは、今年も行われている、2日間、一定区間内を定額で乗り降り自由という高速道路のツーリングプランのおかげですね!私の場合たいてい日帰りですが、1泊も可能ですから、これはとても便利だと思います(もうちょっとエリアが広いと良いのですが…。)。
八千穂高原からは麦草峠を越えるのですが、こちらも、山の上の白駒の池の駐車場こそ一杯でしたが、それ以外は車もバイクも少なく、とても走りやすかったです。
【やっぱり「もうもう」】
麦草峠からビーナスライン東区間を抜けたところが女神湖横の白樺高原スキー場です。で、ここまで来たら、もちろん行くところは一つ、蓼科高原牧場の牛乳専科「もうもう」さん。
この界隈に来たら、必ず立ち寄る、私の一押しの牛乳ソフトがあるのです。
木陰で休んでいる牛さん達をボーッと見ながらのソフトクリームは、やっぱり幸せな一時ですね。
これは暑い中、頑張って走るバイクだからこそ、普通に美味しいソフトがより美味しく感じられるのだと思います。
はぁ~~しあわせ♪
【ビーナスライン】
もうもうさんのソフトクリームで幸せになった後は、走りでも幸せになるべく、ビーナスライン西区間を駆け抜けます。
青い空(写真ではどよんとした雲がありますが、これ以外は良い感じで晴れ渡っていましたよ!)、
緑の高原といっても良い高原の中をうねる道路、
そして、今が盛りのニッコウキスゲのオレンジの絨毯…
いやぁ、本当に夏のビーナスラインは、本当に気持ちが良いですよね!!
考えることは皆さん同じのようで、この日もがバイクが沢山走っていました。
【スカイライン?】
車山~霧ヶ峰とビーナスラインを走れば、いつもの私ならここからぐるっと回って、美ヶ原高原道路に回っていくというのが私の定番のルート。
ですが、今日は途中でビーナスラインから降りて髙ボッチ高原に向かいます。
いったん国道20号に降りてから、再び山を登っていくのですが、この道、「髙ボッチスカイライン」と名が付いていますが、ハッキリ言ってほとんどの区間、タダの林道では無いかと…。
ただ、最後の牧場に出たとたん、ドーンと空が開けるのはとても感動的でした。
【髙ボッチ高原】
さて、冒頭にも書いたように、今日の目的は、デイキャンプ風に唯々ボーッとすることです。
そこで、カップ麺で昼食をにし、食べ終わったらガッツリ昼寝(暑くて1時間で目が覚めましたが(苦笑))。その後、コーヒーを飲みながら久しぶりにゆっくりと本を読んだり、隣にテントを張られていた方から、キャンプ道具等にについていろんなお話を伺ったりと、とにかくゆっくりと何もしない時間を過ごすことができました。
どうしてもキャンプというとテントを持って泊をして…となるのですが、今日のように唯々ぼーっとするためのデイキャンプ風の過ごし方というのも新鮮で、ゆっくりできて、これはなんだかハマりそう(笑)
それくらい、贅沢な時間を過ごすことができました。
【髙ボッチ山頂】
さて、だんだん日が傾いてきて、良い感じになってきました。
そこで、場所取りも兼ねて早めに髙ボッチ山山頂に向かいます。
今日、髙ボッチを選んだのは、今まで来たことが無かったというのもありますが、ここからの風景がとてもステキだということを知っていたからなのです。
ここから撮られた写真を見るに付け、一度は来てみたいとずっと思っていたのですが、どうしてもビーナスラインからは美ヶ原に抜けることがほとんどで、こちらまで足をのばすことが無かったのです。
その見たかった風景というのが…
こちら、山頂からの諏訪の夜景です。
が、本来なら、遠く富士山も背景にのぞみながら、バチッと諏訪湖を取り巻く街並みの夜景がひろがるはずなのですが、残念なことに、今日はかなり湿気が高いようで、ごらんのように、背景の山は雲に隠れ、湿気が高いために夜景もモヤっとして霞んだような感じになってしまいました。
ですので、もう少し粘ろうかなぁ…とも思ったのですが、まぁ、次回への宿題ということにし、20時ごろに山頂から降りてきました。
ただ、諏訪の夜景は残念でしたが、反対側の高原の夕景はとても素晴らしい空が広がっていました。
雲が、特に低いところに多かったため、北アルプスに沈む夕日そのものは見ることができませんでしたが、その代わり、空と雲と高原の影が織りなす壮大な風景は、とても感動的でした。
まぁ、この風景が見れただけでも、良しとすることにしましょう!
【エピローグ】
なんだかんだで20時過ぎまで山頂で粘ってから下山してみると、そこにはサプライズが!
バイクを止めていたすぐ横に、山頂に行く前には無かったテントが設営されていました。どうやら車でいらっしゃった方のようです。
その方から、声をかけられたのですが、どっかで聞いたような声だなと思いつつお顔をよく見てみると(暗くてよく分からなかったのです)、なんと私も加入している、CBR1000Fオーナーズクラブのメンバーの方でした!
これには、本当にビックリ!!
有名な場所ですから、知り合いと出会う可能性はあると言えばあるのですが、隣にテントを張られていたなんて…こんな偶然もあるものですね。
久しぶりということで、話は尽きないのですが、私は東京に帰らなければなりません。
テントを持ってきて、デイキャンプ風ではなく、ちゃんとキャンプにすれば良かったと後ろ髪を引かれる思いで髙ボッチ高原を後にしたのでした。
その後、中央道は、連休初日ですし、この時間と言うこともあって、全く渋滞がなく、きわめてスムーズに走ることができ、帰宅したのは、写真の通り、23時20分すぎ、約500kmのツーリングでした。
ステキな道、ステキな風景、贅沢な時間の過ごし方、そして思わぬ出会いと、非常に濃厚な1日を過ごすことができ、心地よい疲れと、シャワーがしみるほどの日焼けと、楽しい思い出とともに、ストレスを洗い流すことができました。
時にはこういうツーリングも良いもんだなぁと、新たな発見をし、今後も…とハマりそう♪
とともに、こんな時間を過ごさせてくれた家族に感謝ですね!
本日のデータ
走行距離 : 約525km
所要時間 : 約16時間30分
平均燃費 : 約23.2km/L
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