サイドケース その③ GIVI E22Nのキー交換
さて、せっかくGIVIでパニアケースをそろえたのですから、キーも交換して1本で使えるように揃えておくことにしましょう。
【セイムキーセット】
必要な物はこちら、GIVI セイムキーセット。
ちなみに、このセイムキーセットですが、最近のVシリーズなど、2015年5月以降のモデルには「セキュリティキー」が採用されているようなので、注意が必要です。
幸い、トップケースは、もう20年近く使っているE50 MAXIAとすでに廃盤モデルでなので、E22Nとキーを共用できます。今回は標準的な3本セット(Z228)を用意しました。
【E22Nのキー交換】
まず、フタの裏のキーユニットのカバーを外します。2本のタップネジで止まっていますので、これを取れば、カバーが外れます。
次に、Eリングを外してロックプレートを外します。
Eリングを外すには、専用工具を使えば簡単らしいのですが、そんな物を持っていない私は、マイナスドライバーでこじって外しました(といっても、普通に簡単に外れますよ(笑))。
プレートが外れると、シリンダーがボコッと落ちますので、さらに一番内側のシリンダーリーブも外してしまいます。
シリンダーとスレーブを外したら、用意しておいたセイムキーセットのシリンダーとスリーブ(ガイドとなる出っ張りの向きに注意!なお、E22Nオリジナルのスリーブの出っ張りは真ん中で途切れていますが、セイムキーのスリーブは1つながりになっています。そのまま入れても問題ありませんでした。)を、これまでと逆の手順で同じように組み入れていけばOKです。
が、この時注意が必要です。
取り付けるときのキーの向き(ポジション)にコツがあって、写真の様にシリンダーの四角い切り欠きの向き=キーの向きを手前では無く、90度横にしておく必要があります。間違えると、組上げたあとに動かなくなりますので注意してください。
【E50のキー交換】
続いて、E50の方もキー交換をしていきます。
E50の場合、新しい機種のようにキーユニットを外す必要は無く、また、新しい機種で作業の注意点とされるボール等もありませんので、かなり簡単に交換することができます。
同じくEリングを外し、シリンダーとスリーブを外します。
ここで問題になるのが、オリジナルのスリーブ(下の写真の右側)には、セイムキーのスリーブ(同左側)にある、ガイドとなる出っ張りが無い、ということです。
デイトナによると、この出っ張りの無いスリーブのは、現在売っていないそうです。
ですので、金ヤスリを使ってこの出っ張りを削ってやる必要があります。
スリーブはアルミと思われる柔らかい金属ですので、簡単に削ることができます。
削り終わったら、外した手順の逆に取り付ければOKです。
なお、E50の場合、E22Nと異なり、取り付けるときのキーの位置はタテのままでしたので、この辺りも注意が必要なようです。
【おわりに】
作業自体は、どれも数分で終わる簡単なものでした(E50の場合はスリーブを削る時間がさらに必要ですが…)。
3つのケースが1本の鍵で開けられるというのはとても便利です。純正も同じように3つのケースをメインキーとで共用出来るようになっていますが、GIVIのモノキーシステムは、簡単に、しかも自分で交換できてしまうのが良いなぁと思いました。
このほかにも、バイクが複数有り、そのケースをそれぞれに付けたとしても、GIVIをお使いの場合は、鍵は1本で済むということもできるでしょう。
GIVI モノキーシステム、ケース1つで使っていては分からないですが、とてもオススメの機能ですよ!
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