陣馬形山日帰りツーリング
【プロローグ】
ツーリングに行ける日が無い…。
10月も終わりになり、今年あと何回ツーリングに行けるかどうか、とカレンダーを眺めて気がついたのですが、家の行事や仕事などで、11月終わりまでにツーリングに行ける日がほとんど無いことがわかりました。
そこで、夏頃から行こう行こうと思いながら、天候に阻まれていたキャンプツーリングに行くならこの日しかない、と思い、家族の許可を取り付けたのが先週の火曜日。
しかし、金曜日の午後から冷たい雨が降りはじめるという、あいにくの天気となってしまいました。それでもと天気予報を眺めると、土曜日はなんとか日中は天気になりそうですが、夕方というか夜から日曜日にかけては雨が降りそうという、これまたあいにくの天気予報。
そこで、急遽キャンプは取りやめ、日帰りツーリングとすることに。
今朝、起きた時にはごらんのように東京は曇天模様。
それでも遠くの雲の切れ間と天気予報を信じて、まだ路面の濡れる中央高速に乗ることにしました。
【晴れたっ!】
八王子料金所手前で若干渋滞に引っかかったものの、天候のせいか、いつもに比べたら短めの渋滞を抜け、相模湖あたりに来ると、かなり雲も切れて日が射すように。さらに、甲府盆地に入ると雲があるもののきれいな青空がひろがりました。
八ヶ岳もとてもきれいに見えており、朝の不安げな気分はどこかへ飛んで行ってしまいました。
が、ここではたと気づいてしまいます。
それは、ナビのルーティング設定を逆周りにしてしまったということに、です。
今回のルートは、当初考えていたのは、諏訪ICで降りて、もみじ湖に行き、その後伊那でカツ丼を食べ、キャンプをするはずだった陣馬形山キャンプ場に行こうというもの。
しかし、山の写真を撮影するということを考えると、中央アルプスに日が当たるのは午前中ですので、先に陣馬形山キャンプ場に行った方が良いか…と当初は考えていたのですが、天気予報等を見ていると、そこまで気にしなくても良いかぁとも考え、上記のようなルーティングを考えていたのです。
が、肝心のナビの設定をし忘れたというのに、こともあろうか諏訪ICを通り過ぎてから気づいてしまいました。
天気も良さそうだし、カツ丼屋さんの14時までのランチタイムには間に合うだろうというペースでしたので、先に陣馬形山キャンプ場周りのルートにすることにしました。
しかしこれが後々...
【イチョウ並木の紅葉はちょっと早かった】
さて、松川ICで降りて、陣馬形山キャンプ場に行くまでにちょっと寄り道です。
やってきたのは、中川村渡場のイチョウ並木。
ここは、南向発電所の放水路の空き地を有効活用するために、地区住民により銀杏が約30本が植えられて、秋には、中央アルプスをバックに、真っ黄色になったイチョウ並木がとてもきれいなことで有名です。
事前に見ていた皆さんのブログなどでは、例年この時期には十分黄色くなっているはずなのですが、今日はご覧の通り、すこしだけ緑から黄色になったという状況で、まだまだ時期的には早かったようです。
ただ、銀杏はたくさん落ちており、おじさんたちが回収していました。
バイクやブーツで踏むとえらい臭いになってしまうのですが、幸い、走り回ったり歩き回ったりしたおかげで、帰宅後確認しましたが、臭いは大丈夫だったようです。
黄色のイチョウ並木は来年の宿題にとっておくことにしましょう。
【ナビも自分も信じてはいけない…のかもしれない】
さて、イチョウ並木を後にして向かったのは陣馬形山キャンプ場。
ナビにセットしてありますので、その案内に従って気持ちよく山を登っていきます…が、途中時でどう考えても変な方向に行っていることに気がつきます。
で、ナビを見ると、道をロストしているようす!
仕方が無いので引き返すのですが、その途中に記憶にある交差点が。
「確かここを行けば陣馬形山キャンプ場に行けるはず…」というなんとなくの記憶と、その道の入り口にあった「陣馬形山林道起点」という表示に従い、林道に入っていきました。
しかし、もうちょっとで、陣馬形山キャンプ場に行くルートで一番走りやすいルートの目印の一つになっている風三郎神社だというところで、大きな木が倒れて道を塞いでいます。
どう見ても、一人では動かせないレベルですので、仕方なく本日2度目のUターンすることになりました。
【こんな道怖くて行けない!】
で、ナビ君がご丁寧にも「ここを曲がれ」と案内してくれたのが、この道。
確かに「陣馬形山キャンプ場→」という案内も出ています。
が、どうみてもconcours14で走って行ける道では無いだろうという道です。
私はユピテルのバイク用ナビ(MCN43si)を使っているのですが、この子は時々、どう見ても獣道?としか思えないようなとんでもない道を行くよう指示することがありますので、安易にこれを信用してこの道に入ってしまうと、とんでもないことになるのは間違いなさそうです。
となると、とる道は一つ。一番安全な道まで出て、そこからきれいな道を登って行くしかありません。
結果、なんだかんだで1時間近くさまようことになってしまいました。はぁ。やでやで。。。
そこで、この道を行けというナビは無視して、いったん、平地まで降りてから、一番安全なルート、すなわち、
アンフォルメル美術館→風三郎神社→キャンプ場
というルートを使うことにしました。
もし、このブログをご覧になった方で陣馬形山キャンプ場に行ってみたいと思われる方がいらっしゃっいましたら、"未舗装林道大好き"という方で無い限りは、バイクや車を使っていくなら、上記ルートを強くオススメします。
【陣馬慶山キャンプ場】
さて、苦闘の末にやってきたのが、ここ、陣馬形山キャンプ場です。
この日は、というか、11月末までは避難小屋等の整備をしているそうで、いつも使っているキャンプ場すぐ横の駐車場は使えませんでしたので、指定された駐車スペースから2~3分ぐらい歩いていくことになりました。キャンプを考えていらっしゃる方がいらっしゃれば注意してください。
このキャンプ場の景色は本当に素晴らしく、むちゃくちゃ気持ちの良いキャンプ場です。
この壮大な景色を見ていると、ここにたどり着くまでのの苦労も、日頃のストレスもすべて吹っ飛んでしまいます。
やはり、絶対に次はちゃんとキャンプ道具を持って、この景色を眺めながらまったりすることにしましょう!
【わかっていたはずなのに。。。】
さて、しばらく壮大な景色を堪能した後は、下山しなければいけません。
もちろん、予定は大幅に遅れてしまっていますので、当初考えていた昼ご飯のお店は、すでに昼の営業時間は終わってしまっています。
このため、時間がかかってもいいかぁという安易な心が生まれてしまい。つい30分前に反省したことを忘れ、ナビに従って林道に出て左に行くところを右に行ってしまいました。
結果、この分岐から少し行ったところで未舗装路になり、その場でUターン。これで本日3回目のUターンとなりました。
【まぁ良いかぁ。。。】
まぁ、でも先ほど絶景に心が洗われておりましたので(笑)、写真みたいな紅葉も見れたことですし、この時は、「これもアリかぁ」とまで思えるようになっていました。
ただ、きっとうちの子のようなメガツアラーならUターンですが、アドベンチャー系なら突っ込んでいく人も多いんでしょうね、たぶん。それはそれで、私には見えない景色や道が見えたり走ったりできるということですので、ちょっとうらやましいと言えばうらやましく感じたりもしました。
こんな考え、普段の私なら絶対に起きるはずも無いのですが、 これも、普段通らないこんな道を通っているからでしょうね。
そういえば、今回の林道、前日までの雨のせいか落ち葉は多かったのですが、あまり紅葉らしい紅葉は少なく、ピークは少なくともあと1週間後以降といった感じでしたので、残念と言えばちょっと残念でした。
【断念】
さて、麓まで降りてきて、食事場所を探しながら、次の目的地であるもみじ湖を目指すはずでしたが…、
ごらんのように山というか全体的に雲が広がってきてしまいました。
予報では少し雨もぱらつくかもという感じでしたので、仮にもみじ湖まで行っても"きれいな紅葉"という感じにはならなさそうなこともあり(さらに時期的にも、ちょっと早いかもしれないですし…)、伊那まで来たところで予定変更し、雨や渋滞前にとさっさと帰ることにしました。
ただ、このあたりを走っていたのが15時~16時ごろとちょうど昼の営業時間と夜の営業時間との狭間の時間で、ソースカツ丼もローメンも結局食べれずに終わってしまいました。こちらもちょっと残念ですが仕方ないですね。
【ブラックアウト!】
伊那北ICから中央高速に乗ります。
中央高速を土日休日に使った方はおわかりかと思いますが、たいてい、これらの夕方から宵にかけては勝沼を超えたあたりや相模湖を越えたあたりで渋滞となることがほとんどです。
しかし、諏訪湖SAで確認したところ、なんとこの日は八王子料金所まで渋滞無しの表示が!
となれば、渋滞が無いうちにできるだけ東京に近づいておきたいという一心で、休憩も取らずに一気に東京に向かいます。
この時期ですし、また天気も悪いこともあって、日が暮れるのがかなり早く、相模湖の近くになればもう真っ暗になります。
特に相模湖ICを過ぎてからは周囲が真っ暗です。
そこで、看板を見るためにヘッドライトを上向きにして少し走った後、元に戻すために下向きにした瞬間、こともあろうか、中華HIDのヘッドライトが消えてしまいました!
そのとき撮っていた動画がこちら(下の写真は動画からの切り出し)。
https://www.youtube.com/watch?v=oJUU8huf2oQ
動画13秒付近でいったんヘッドライトを上向きにします。31秒頃にヘッドライトを元に戻しますが、その瞬間、ブラックアウトしてしまいました。
慌ててヘッドライトのHi/Loスイッチをパチパチやってみますが復活せず、しかたないので、メインキーをオフにして3つ数えてからオンにするというのを3回繰り返したところで、ヘッドライトはなんとか復活してくれました。
いやぁ本当にこれは怖かったです。
下道であればどこかに止まって落ち着いて対処できますが、高速ではよほどのことが無い限り路肩にとまるというのは難しいです。
特に夜ということであれば、ごらんのように真っ暗な道ですから、全く見えずにブレーキランプだけ見て突っ込んでこられる可能性もありますので、やはり止まりたくないというのが正直なところ。
今回はなんとか走行しながらでも再度点灯してくれたから良かったものの、これが復活しなければ…ちょっと怖いところでした。
家に帰ったヘッドライトをポチせねばと、固く心に誓ったのでした。
【エピローグ】
なんとかライトが復活した後は、ドキドキはしていましたが、一応何事も無く(とはいっても、怖くてヘッドライトを上向きにはできませんでした)、珍しく国立府中ICから先も目立った渋滞は無く、無事19時前に帰宅することができました。
今回のツーリングは、ネコブル(「"トラ”ブル」というほどまででは無いけども軽微な問題を、私はネコブルと呼んでいます)満載ではありましたが、下道を走っている間は天気も結構良く、紅葉も、ちょっとピークには早いとは言え、そこそこきれいでしたので、とても楽しめたツーリングとなりました。
今年もあと走れて1回あるかないか。
次は、ネコブル無く、楽しめるツーリングとなると良いなぁと思っています。
p.s.
ヘッドライトはとりあえず物色中です(笑)
オススメのLEDヘッドライトとかがありましたら教えていただければ幸いです。
本日のデータ
走行距離 : 約564km
所要時間 : 約 11時間10分
平均燃費 : 18.4km/
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