谷川岳ハイキングツーリング
【プロローグ】
暑い…とっても暑い日が続いています。
東京はうだるような暑さで、それが連日続いています。
そこで、涼しさを求めてツーリングに出かけることにしました。
心配していた天気もそこそこ良く、気分良くしながらスタートしました。
【いきなりやらかしてもーた】
さて、気分良く関越練馬料金所で、いつものようにETCレーンに入っていくと…なぜかバーが上がりません。
ふと、インジケータを見ると赤いランプのまま。つまり、ETCカードを入れ忘れていたのです。
やべ~っとふとバックミラーを見ると、白いベンツがものすごい勢いでレーンに入ってきましたので、仕方なくバーの左横の隙間から逃げるように通過してしまいました。
とはいえ、このままいくととんでもないことになりますので、仕方なく発券機の処までもどり、発券した高速券を持って、一路次の所沢インターへ。
所沢インターで、職員さんにかくかくしかじかと状況を説明すると、ナンバーと車種を書いた紙にサインさせられた上で、写真にあるような特別転回承認のハンコを打ってもらい、お金を払うことなくエスケープ路を通って、もう一度発券機のあるレーンから入線するよう指示を受けました(もちろん発券機では券を取らずに)。
ちなみに、その職員さんに伺ったところ、券が取れる状況なら取っておいた方が、出る時の面倒が少ないので良いのだが、やはり高速道路上というのはとても危険なので、無理だけは絶対にしないこと、とのことでした。
皆さんも、お出かけ前にはETCカードの入れ忘れ、必ずチェックするように致しましょう!
【日本一のモグラ駅】
水上ICでは、職員さんにドキドキしながら券を渡すも、特段何も言われることなく、そのままお金を払って無事に降りることができました。
で、R291を北上してやって来たのがこちら、JR上越線「土合駅」です。
ここは「日本一のモグラ駅」で有名な駅で、下りホームが、なんと地下70.7mの所にあり、そこに行くまでの階段が338m、462段という長い階段を下らないと行けないという、とても変わった駅なのです。
実際、その階段の上に立ってみると、終点も見えているんだかいないんだかわからない、どこまでも永遠に続きそうな階段が続いています。
斜度は思ったより緩やかですので、降りていく分には、ゆっくりと降りていけば、どうってことのない階段ではあります。
で、何となく雰囲気的には結構長い時間、実際には10分を切るぐらいで、最下層まで到達できました。
【土合駅下り線ホーム】
やって来た土合駅下り線ホームは、外のうだるような暑さが嘘のように、とても涼しいです。そのせいでしょうか、写真のように霧が立ちこめていて、オレンジの明かりに照らされてとても幻想的な雰囲気を醸し出していました。
電車の時間を調べていったわけではありませんでしたので、残念ながら電車の通過はありませんでしたが、その分ゆっくり過ごすことができました。
【トレッキング】
土合駅から5分も行くと、谷川岳ロープウェーの土合口駅があります。一般車両が走れるのかここまでで、そこから先は指定車両しか入ることはできなくなっています。
当初ロープウェーで天神平まで上がってみるか…なんて思っていたのですが、往復料金が2060円!ということで、ダイエットにもなるだろうと、トレッキングコースを歩いてみることにしました。
最初こそ上りがありましたが、後はほとんどフラットで、あっても相当緩いアップダウンだけです。道も完全に舗装されていますし、高度もそこそこあるのと、ほとんどが木のトンネルになっていて直射日光が当たらないということもあって、とても歩きやすい道です。
夏の高原の林道を、バイクではなく歩くというのも、(アップダウンが無ければ)気持ちが良い物ですね。
【一の倉沢】
ロープウェー駅から約1時間半ぐらい歩いて来ると、見えてくるのが一の倉沢です。
この真夏にまだ雪を残し、その雄大な風景はやはり圧巻の一言!
山男ではありませんので、ここからさらにあの絶壁を…なんていうのはありませんが、それでもチャレンジしてみたいというのは、何となくわかるような気がします。
残雪がまだあるせいでしょうか、沢を流れる水のとても冷たいこと!
ハイキング?で来ていた高校生たちと一緒になって、火照った足を付けると、数分で、じんじんしびれてくるぐらい。
とても気持ちの良いところでした。
【矢木沢ダム】
一の倉沢からの帰りは、ズルして普通は乗れない電気乗り合いバスに乗せてもらい、あっという間にロープウェー駅に着きました。ちなみに、電気乗り合いバスは、ロープウェー駅から一の倉沢までの間を往復していますが、基本的には身障者や高齢者等、歩けない人のみが使用できるのですが、一の倉沢からの帰りについては、席が空いている場合に限って乗せてくれるようです。
おかげで、1時間半の道のりが30分くらいですみました。
で、駅でソフトクリームを食べてからやって来たのが、この矢木沢ダムです。
関東の水瓶として有名で、高さ130mという関東でも最大級のダムとなっていて、利根川で車で来れる最上流部となっています。
以前から来たい、行きたいとは思っていたのですが、なかなか足が向かず、やっと来れました。
やはりダムはとっても大きく思わず声が出てしまうくらいでした。
【 奥利根湖】
その矢木沢ダムによって作られたのが人造の奥利根湖です。
奥には越後山脈の山々が見え、穏やかな湖畔に癒されます。
そうそう、このダムのすぐ横には、ダム資料館「ネイチャービュー矢木沢」があり、無料で入館できます。
ここには、音声解説を聞くことができるソファーがあるのですが、解説を聞いているうちに、1時間ちかく爆睡してしまいました。まぁ、人がいなかったから良かったモノの、ちょっと申し訳なかったですね。
【エピローグ】
矢木沢ダムでたっぷり休養を取った後は、一気に自宅まで帰るのみ。
といっても、来た道まっすぐでは味気ないので、坤六峠まわりで沼田から高速に乗ることにしました。
途中、普段は寄らない寄居PAにふらっと立ち寄ってみると…
そこは変な世界になっていました!
なんと、名前も「寄居星の王子様PA」という名前だとか。
PA全体がサン=テグジュペリの童話『星の王子さま』とコラボしていて、南フランス風(だそうです)の施設に。
おまけに、夏の間の土日は、時報コーラスというのが行われていて、お姉さん、お兄さんたちが「6時だ~」と踊りながら時間を教えてくれていました。
星の王子様をそもそもよく知らない私にとっては、ちょっと引いてしまう不思議な空間になっていました。
もし、関越道の上り(東京行き)を使うことがあるようなら、立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
地元おみやげを買おうと思って寄ったのに~
星の王子様を知らん娘にはおみやげにならんじゃないかぁ!(笑)
ということで、地底探検やら高原トレッキングやらと、バイクで走りに行ったというより歩きに行ったというようなツーリングになってしまいましたが、たまにはこういうのもありかもしれませんね。
とはいえ、帰宅後、夕食食べてシャワー浴びたら、そのまま寝てしまいましたが…。
本日のデータ
走行距離 : 約 419km
所要時間 : 約 12時間34分
平均燃費
: 18.4km/L
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