三浦半島お散歩ツーリング2014
【プロローグ】
三連休の中日の今日、家族は所用でお出かけとのこと。そこでお許しをいただいて、今年初めてのツーリングに出かけることにしました。
といっても、すでに起きた時点で8時半を回っています。予定では7時半には起きて9時には出発する予定でしたが、なんだかんだで出発できたのは10時半を大きく回った時間。この1時間半が後々大きな意味を持ってくることになってしまいました。
で、どこに行くかなののですが、こんな時間だし、寒いし…となると、私の中での冬のツーリングの定番、三浦半島を回ることにしました。
おかげさまで、レインボーブリッジ辺りでも、雲がそこそこ出てはいますが、青空も十分見えるというまずまずの天気。風もなく思ったより寒くないのはとても助かりました。
【味美食堂!】
三崎と言えば、なんと言ってもマグロなのですが、お正月に食べたばかり。
他方、三浦半島全体と考えると、金沢八景などはアナゴもとても美味しいので有名です。
そこでやって来たのが、味美食堂さん。
国道沿いの小さな食堂ですが、そのボリュームと味のクオリティの高さは、正直良い方に期待を裏切られてしまいました。
穴子丼は、穴子自体もとても美味しく、本当にふんわりと揚げられており絶品です。しっかりとタレにくぐらせているのでサクサク感は無いですが、その分味がしっかり浸みているので、とっても美味!
また、アジの刺身もプリプリしていてとっても美味しかったです。こんなに美味しいアジの刺身っていつ以来だろう?と考えるぐらい。
これで合計1410円(穴子丼780円、アジ刺単品630円)というのは、正直、三崎で鮪を食べて同じかそれ以上の値段を取られるのがバカバカしく感じてしまうくらい。
ツーリング先で良いお店に出会えるというのは、ツーリングでの幸せ感を倍増してくれますね!
【観音崎灯台】
今年の年頭の誓いがは、昨年同様、「できるだけ行ったことのない道・場所に行く」というものです。
そこで、今日のルートは、三浦半島を走るにしても、前回とはちょっと道を変えて、できるだけ海岸線に沿って走ってみました。
ただ、三浦半島の場合、以外とそれぞれの岬の近くまで道路があるという感じではなく、ここ観音崎灯台も、道路沿いから見えてはいますが、そこまでは徒歩で行かなければなりません。
行ってみたい気はしたのですが、時間も押し気味ですので、今日は諦めて遠くから眺めるだけにします。
【おんべ焼き】
この時期、三浦海岸を走っていると見かけるのが、この竹等で作られているとおぼしき、何かのお祭りのためのものです。
これは、帰宅してから調べたのですが「おんべ焼き」といって、私の地方では「どんと焼き」と呼ばれているモノと同じくするもので、旧正月の日などに、昨年のお札や新年飾りなどを燃やし、年神様をお送りする、というものです。
この写真を撮った場所の真反対には八幡神社がありましたので、きっと八幡神社の祭礼と一体となった祭事が行われるのでしょう。
普段東京などに住んでいると、なかなか地域の祭事などに触れることは秋祭りぐらいしか無いのですが、こういった伝統的な行事がちゃんと受け継がれていくというのは、とても大変なだけにすばらしいことですね。
【剱崎灯台への道】
できるだけ外回りをしながらやって来たのが剱崎灯台です。
狭いこの道の先は急な坂道となっています。
行くべきかどうするか悩んでいたところ、SUZUKIバンディットF乗りのお兄さんが、「行くと後悔するよ」と声をかけてくれ、U-ターンをして事なきを得ることができました。なんでも、降りていくことはできても、戻ってくるためのU-ターンをするのが道幅が無くてとても難しいとのこと(彼曰く「地獄を見た」そうです。)。
ちなみに、この剱崎灯台は、江戸幕府が開国した際、欧米列強と結んだ条約に基づいて作られたいわゆる「条約灯台」の1つで、日本で7番目の様式灯台だそうです。ちなみに最初の様式灯台は観音崎灯台だそうで、今回はどちらも間近に見ることができず残念でした。
これも、当初の予定通り出発していたら、歩いて見に行くことができたでしょうに…とちょっと寝坊したことが悔やまれました。
【シーサイド・ワインディング】
気を取り直して周遊道路に戻ります。
この道は、適度にコーナーが連続し、かつアップダウンも意外とある、シーサイドワインディングです。
所々に見える港や海が、いつも山道ばかり走っている私にとっては良いアクセントとなってくれ、これなら海辺の道も良いなぁ…と思ったり。宮川公園には二機の風力発電の風車もありますしね。
ただ、海辺の道を走ると、翌日には掃除しておかないとサビるんですよね…。
【三崎漁港うらり】
三崎にやって来たら、おみやげはもちろんココ、「産直センターうらり」。
産直市場風の施設で、沢山のお店がマグロや海産物、野菜等々を売っています。
今回のお目当ては、マグロの串カツとマグロのコロッケ。
どちらも場内のお店その場で揚げているので、ここに来るとどちらかは食べているという一品。
ただし、今回はココでは食べずに、家族の人数分をおみやげとして持ち帰ることにします。
問題なのは、その美味しい香り。
我がconcours14はフルパニアですので、これを載せるためのスペースは沢山あります。ただ、このかぐわかしい香りがパニアに付いてしまうのが…。
そこで、もう一つおみやげを買い、その袋も使って2重にしたのですが…
帰ってパニアをあけた時には、やはり美味しそうな香りが充満していました。
明日は、バイクの塩落としとあわせた掃除が確定しました(笑)
【関口牧場は…残念っ!】
最後にやって来たのは、三浦半島でとても美味しいソフトクリームが食べられると、私的には鉄板スポットになりつつあるココ、関口牧場さん。
ただ、三崎港を出てすぐから延々と渋滞が始まってしまいました。
仕方なく、ナビを頼りに脇道に入り、何とかたどり着いたのが16:12。
しかし無情にも営業時間は16時まで。。。そう間に合わなかったのです。
やはり、朝の1時間半の寝坊がすべてに影響してしまいました。やはりツーリングの時は早起きが肝心ですね。
【プロローグ】
しかし、寝坊して良かったことも1つありました。
それは、時間が遅くなったことによって、スバラシイ夕空の中を走れたことです。
写真ではコンデジで、しかも走りながらなので上手く撮れていませんが、まさにトワイライトという言葉がぴったり当てはまるような、スバラシイグラデーションの中、遠くの山が黒くシルエットになって(この写真には陰になって写っていませんが富士山もとても綺麗でした)、とても素敵な夕暮れの中を帰ることができました。
実は、スコーンと抜けたような青空も大好きなのですが、こういう日の入りして数10分間だけの青とオレンジの入り交じる時間というのも大好きなんです。
今年の最初のツーリング、美味しいお店も見つけられたし、綺麗な黄昏の中も走れましたし、さい先の良いツーリングになりました。
走行距離 : 約 246km
所要時間 : 約 7時間22分
平均燃費
: 17.4km/L
| 固定リンク | 0
コメント