ロングリアフェンダー化
よく言われていることですが、concours14(1400GTR)のリアフェンダーは、ロングツーリングマシンにしては、小さく、そして短いです。このため、雨天走行をすると、間違いなくサイドケースはもちろんのこと、トップケースまで泥が跳ね上がってしまうという、何とも情けない状況が生じてしまいます。
このため、いつもお世話になっている[武]師匠をはじめ、先人たちはいろんな方法でリアフェンダーのロング化を図っています。
そこで、私も先人たちに倣って、リアのロング化を図ることにしました。
1.準備
用意した物は、
・ ヤマハ・シグナス-X(CX125)のリアフェンダー(No.4C6-F1685-01)
・ M6×25mmのステンレスナット×2本
・ アルミ穴あきステー用プレート
・ M6程度のボルト&ナット×1
・ ウレタンクッション
です。
工具としては、万能ノコ、大型カッター、プラスチックに穴を開ける道具(M6程度の穴を開けます。私はドリルを使わず、キリとヤスリで作業しました(外で電源がとれなかったため))。
2.フェンダー加工
まず、用意したフェンダーのいらないところを切り取っていきます。
本来は、ここで現物あわせをしながら、どこをどう切るのか悩まなければならないのですが、先人たちの工夫に習って、ほぼ一直線に切り落とすことにしました。
材質自体は意外と柔らかいので、カッターでとはなかなか行きにくいですが、万能ノコを使ってサクサク切っていくことができます。
さらに、裏側の出っ張りや、表側の突起などを全て切り落とします。
特ににある大きな突起は、実際に取り付けるときに干渉しますので、できるだけフラットになるように切り取り、念のため棒ヤスリを使って削っておきました。
強度を高めるためと思われるフィン状の部分のうち一番上の全部、下の4枚並んでいるところは、一番上と一番下のフィンに後でつけるプレート用の「逃げ」を作っておきます。
写真は部屋のなかで作業した状態で撮影したのですが、実際にあてがってみたときにはもう少し大きめに切る必要がありました。このあたりは仕方がないところですね。
3.穴あけ加工
おおかた切り終わったら、次は、取り付けるための穴を開けていきます。
必要な穴は全部で3ヶ所です。
・ ナンバープレートステー用の穴(M6程度。)…2ヶ所
・ 反射板&補強ステー用取り付け穴…1ヶ所
このうちナンバープレートステー用の穴は丁寧に開ければよいのですが、ドリルで穴を開けなかったので、後で位置の修正ができるように、若干大きめに穴を開けました。
なお、リアフェンダーは梨地なのですが、125ccということで三角反射板をつける場所だけがつるつるになっています。
このため、後から取り付けるconcours14の反射板でできるだけそれが隠れるような場所にしました(でも上部に三角が残っていますので、今後ショップのステッカーか何かを張ることにしたいと思います)。
4.取り付け
ロングフェンダーは、上部のナンバープレートステーにあるナットを使ってとも締めします。
ただし、フェンダーの厚みのせいだと思いますが、元々ついていたボルトでは若干リーチが足りません。
そこで、今回はM6×25mmを用意したのですが、取り付けた感じだと、長さは20mmでも良かったと思います。
次に落下防止をかねて、元々反射板がついていたところの穴と、先ほどあけた反射板取り付け用穴とをアルミ穴あきステーで止めておきます。
使ったのはかなり柔らかいステーでしたので、若干不安といえば不安でもあります。
しばらく様子を見て、もう少し堅めの素材のものに交換するかどうか考えたいと思います。
5.反射板の取り付け
新しい穴とステーは反射板についているボルトを利用すればよいのですが、問題は、シグナス -Xのフェンダーがラウンドしていますので、そのままでは当然のことながら隙間ができます。
そこで、三角に切った5mmウレタンを使ってその隙間を埋めることにしました。
意外と良い感じで隙間が埋められたので良かったです。
5.仕上げ
最後に曲がっていないかを確認しながら最終的に取り付けていきます。
できあがりの姿は先人たちのサイトなどで見てわかっていましたが、全く違和感が無いばかりか、もともとこれぐらいのフェンダーがついていて当然と思えてきました。
効果についてはあまり試したくないですが、少しでも掃除の手間が省けると良いなぁと思っています。
最近のコメント