2008年型のKawasaki Concours14。1400GTRの北米仕様です。
最初、バイク選びに当たっては、家族のこと、仕事のことなどを十分に考えようと思いました。特に、今の仕事が土日出勤が多く、どうしてもバイクに乗る時間が十分に取れそうにない、逆に言えばそのわずかなチャンスをどう生かすか、また、できるだけ翌日に疲れを残さなくできるか、という点からのセレクションでした。
韓国で125ccに乗っていたときには、スピード命のバイクでなくても楽しいバイクであればいいか、とも思っていましたし、いまでもその考えは変わりません。
ただ、乗れる機会が圧倒的に少なくなり、そのわずかなチャンスで、そこそこの距離を走れるとなると、やっぱりそれなりのマシンと言うことにないrます。
さらに、翌日に疲れを残さない、となると、ココでレプリカ系はだめとなり、ツーリングマシンということになりました。
そこで、候補に挙がったのは、英国のトライアンフのSprintSTかTiger、国産逆輸入のYMAHAのFJR1300かFZ-1フェザー、同じく国産逆輸入のKawasaki1400GTRの5台でした。
まず、トライアンフの2台は本当に欲しいと思いました。排気量が1050ccということで、適度な大きさと旅に特化した点では使い勝手も良さそうで、本当に欲しいと思いました。
また、トライアンフというメーカーは、現存するオートバイメーカーではもっとも古い部類に入る伝統的なメーカーで、この2台は一般的ではない3気筒のバイクをつくっており、すごく興味があったのです。
しかし、ふと思ったのは、この先も転勤があると思われますが、どれだけメンテナンスが受けられるか、ということであり、正直かなり悩んだのですが、結局見送ることにしました。
次がYAMAHAのFZ-1フェザーですが、お店に見に行ったところ、本当にユーティリティという点で疑問が。あと、最近のはやりであるリアのショートカウル化と妙なロングフェンダーというのが疑問でした。
CBR1000Fでもトップケースを付けていましたが、やっぱりあった方が便利ですから付けようと思っています。しかし、フェザーに付けると、どうもバランスがしっくり来なかったのです。ですので却下。
またFJR1300ですが、これは正直本当にできが良い、旅バイクとしては最強の1台だと思います。息の長いバイクだけあって、かゆいところに手が届く、という言葉がぴったりなほど、うまくできたバイクです。
ただ、私的に、フロントカウルというか、ヘッドライトの処理の仕方が、ちょっと気に入らなかったのです。
で、残ったのがカワサキの1400GTR。これは、2007年夏に2008年モデルとしてデビューしたての、新しいバイクです。
ヨーロッパ大陸を弾丸のように吹っ飛んでいって、しかも峠も遊び、距離も稼ぐ。まさにメガ・スポーツ・ツアラーです。
そこで、会社帰りに、何件かバイク屋さんに寄ってみた際に言われたのが、「もう2009年モデルは完売」とのこと。しかも秋にはモデルチェンジするだろうということでした。
これは正直ショックでした。
あれだけ日本に帰ったら…と思っていたのに、バイクに乗れないのですから。
そこで、最初はあきらめて秋まで待つか、とも思っていたのですが、ネットでいくつかのお店に確認したところ、今回お世話になることになったGMTさんに、2009年式と2008年式のどちらもあるが、いずれも正規輸入品ではなく、並行輸入の北米仕様、ということとでした。
これには正直悩みました。やはり上記のように地方赴任が問題でトライアンフをあきらめたわけですからメンテがどうなるのかという最大の疑問が残りますし、他方で、日本の規制にあわせた正規版ではなく、フルパワーの北米仕様のため5ps馬力が高く、結果値段もかなり(25万~30万円程度)高いというのがネックでした。
そこで、GMTさんと色々相談させていただいた結果、心配事も払拭され、値段も折り合うことができ、今日ハンコを突いてきたのでした。
ちなみに、2009年式は赤と黒しかなく、他方でデビューイヤーである2008年式は銀色しかありませんでした。
これも、正直悩んだのですが、CBR1000F時代にお世話になった方のサイトの写真がとってもかっこよく、銀色の方が写真映えするのが解ったことから、あえて最新式ではなく1年古い2008年式にすることにしました(とはいっても、ほとんど変更はないそうですが、ヨーロッパ等での規制もあり、2008年式の方が若干パワーは上だとする人もいます。)。
納車はまだまだ先ですが、本当に楽しみであるとともに、やっぱりCBR1000Fというのは本当に良いバイクだったのだということを、改めて噛みしめたのでした。
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